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東京都指定有形民俗文化財
千駄ヶ谷の富士塚
所在 渋谷区千駄ヶ谷・四鳩森八幡神社境内
指定 昭和五十六年二月十二日
この富士塚は寛政元年(一七八九)の雑誌といわれ、
円墳形に土を盛り上げ、黒神(富士山の嫁号)は頂上近
くのみ配されている。山腹には要所要所に光るを配置し
ており、土の露出している部分には熊感が植えられてい
る。頂上には奥eを安置し、山の向って左側、木造の
里字の建物がある。
頂上いる登山道は正面に「く」の字形に設けられ、
自然石を用いて階段としている。今日には洞強がつく
られ、その中には身神像が安置されている。塚の前面に
は池があるが、この池は塚築のため土を採掘した跡を
利用したもので、円墳状の盛り上、前今の池という形は
江戸第芝の富士塚の基本様式を示している。
この富士塚は大正十二年(一九ニ)の関東大震災後
に修復されているが、築造当時の旧態をよく留めており
東京都内に現存するものではもっともやく、江ア中期以
降、江戸市中を中心に広く庶民の間で信仰されていた」
士信仰の在り方を理解する上で貴重な資料である。
昭和五十七年4月7(
日建設
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東京都教育委員会