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しょう
工芸品 梵鐘
工芸品
かんせい
てんみょうい
みつぎへい う えもん
ちゅうぞう
梵鐘とは、寺院で時を知らせ、人々を集める
ために用いる鐘のことです。
寛政四年(一七九二)に、佐野天命鋳物師
三木平右衛門藤原光長が鋳造しました。戦前に
作られた梵鐘のうち、市内に残っているのは
この一口だけです。
銘文中に「当寺者人皇四六代孝謙天皇弓削
道鏡廟塔」と天皇の名前が刻まれていたため
第二次世界大戦中の金属供出をまぬがれたと
いわれています。
また、文中には、近郷の寺々や檀家の名字
なども多数刻まれており、歴史史料としても
貴重です。
とってはにんのう
こうけん てんのう ゆげの
どうきょうびょうとう
口径 七五。
総高一四三
昭和四十年四月二十七日
指定年月日
小山市宮本町二丁目十三番十五号
所在地
持宝寺
所有者(管理者)
小山市教育委員会