ocr-generated 解説」
久小のみの
下松ど税
この歌は久米島の象徴である
名木久米の五枝の松を讃えた
琉歌である。この松は十八世
紀の、初期に土帝君農業の神を
祀った時に植えられたと伝え
られている。一般にリュウキュウ
マツは成長するに従い上方に
伸び、樹高は十メートル程に
達するのが普通だが、この松は、
根本から大きく分枝し、枝はた
くましく四方に伸び地面を這
い緑の葉をつけている。
このような大木で、独特の技
ぶりが人々に親しまれ沖縄県
の「大名松と讃えられており
県の天然記念物の指定も受け
ている。また日本の名松百選
にも気されている。
ズ米の五枝の松は下技を枕
にしているが愛しい彼女は 私
の腕を枕に寝るのであるとい
う歌意である。
この歌は琉球古典音楽の久
米はんた前節として三味線に
のせて歌われる。
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