比地川砂防ダムの再生
1.比地川の概要
比地川 は、国頭村の西側に位置し、与那覇岳 を源として、東シナ海 に流れる延長7.6km・流域面積18.8km2の県管理の2級河川 です。
2.砂防ダムの建設目的
川は、ふだんは清らかな水がやさしく流れていますが、梅雨や台風時の集中豪雨 などにより、土石流 となって災害をもたらすことがあります。
比地川砂防ダム は、このような災害から、キャンプ場や下流の人家、農作物等の被害を未然に防止することを目的に建設されました。
3.環境に配慮した砂防ダムに再生
比地川やその沿川では、リュウキュウアユ の放流、及び国頭村事業によるキャンプ場、遊歩道などの整備が行われています。
これらに合わせて、自然との共生及び景観にマッチした砂防ダムに再生させるため、
○リュウキュウアユなどが川を行き来する「魚道」の設置
○川の生物の住家となる岩の設置
○ダム本体の擬岩 仕上げ
などの改良を実施し、現在の砂防ダムが完成しました。
(砂防ダムの高さ10.4m、幅63.0m、魚道の長さ46.9m)
沖縄県 土木建築部
河川課・北部土木事務所