ocr-generated 津軽の太鼓・津軽家上屋敷跡8
両国物法
南割下水に面した弘前藩主・津軽越中守の
上屋敷には、火の見櫓がありました。
通常、火の見櫓で火災を知らせる時は木を
鳴らしますが、この稽には板木の代わりに
太鼓が下がってて、その太鼓で火事を
知らせていました。なぜこの屋敷の稽だけに
太鼓が許されていたのかは誰も知らず、不思議
なこととされていました。これが本所七不思議の
「つ「津軽の太鼓」の話です。
七不思議とはいいますが、民話なので伝わり
方によって内容もまちまちで、数も七つと決まって
いるわけではありません。
この「津軽の太鼓」
には「越中守屋敷
の火の見稿の板木
を鳴らすと、奇妙
などに太鼓の
音がする」という
話も伝えられて
尾張屋清七板 江戸切絵図
います。