遊女志げ女の碑 　#戊辰戦争 時、悲劇の死を遂げた遊女しげについ て記す石碑で、昭和二十九年（#1954 ）の建立 である。 　碑によれば、しげは越後国三条の生れで、白河 の旅籠坂田屋に抱えられていた。閏四月上旬に奥 羽鎮撫総督参謀 の#世良修蔵 （長州藩出身）が小峰 城に入った際に世良と馴染みになったという。 　しかし世良は、白河は危険と察して白河を逃れ...

#脇本陣柳屋 　江戸時代の『#諸国道中商人鑑 』に掲載された、白河本町の#柳下源蔵 が経営する「脇本陣柳屋」の店先の図である。同書は、旅先での旅籠 や店などを紹介したガイドブックである。 　柳屋旅館には、慶応四年（# 1868）の#戊辰戦争白河口の戦い に参戦した#新選組 #斉藤一 隊長率いる隊士が宿泊し、最大の激戦となる五月一日、ここから出陣した。また、#蔵座敷 ...

戦死供養塔（関川寺地内） 　この碑は#戊辰戦争 #白河口の戦 いで戦死した、#奥羽越列藩同盟 軍の戦死者を供養するものと考 えられる。 　明治二年（# 1869）に建て られ、市内にある戊辰戦争の#供 養塔 としては、最も小さいもの の一つである。 #白河観光物産協会

#慶応四年五月朔日白河口戦闘図 　この地は#稲荷山 と呼ばれ、#戊辰戦争白河口の戦い において#新政府軍 と#奥羽越列藩同盟軍 による激戦の舞台となった場所である。図には青色で新政府軍が南・東・西の三方に分かれて小峰（白河）城下に進軍する様子が記載されている。新政府軍の中央隊が奥州街道を城下南側に向けて進軍し、#小丸山 に大砲四門を据えて稲荷山の同盟軍を攻撃、右側には城...

棚倉藩鎮英魂碑 たなぐらはんちんえいこんひ 　この碑は、#戊辰戦争 における#棚倉藩 戦死者の霊を祀るため、明治十七年(一八八四)に、旧棚倉藩の重臣・平田文左衛門らによって建立された。 「鎮英魂」の題字は旧棚倉藩主阿部家十八代当主正功によるもの。 大正三年(一九一四)には、旧藩士と有志らにより「白河鎮英魂保存会」が 組織され、現在も毎年秋の彼岸に慰霊察を行っている...

田邊軍次君之墓 　会津藩（二十三万石）は#戊辰戦争 後、わずか一万石で斗南藩（青森県下北郡）に移された。藩士の#田邊軍次 は、戊辰戦争で会津藩が敗れたのは、白河口の戦いの際、#白坂宿 の#大平八郎 が新政府軍の道案内をしたことが原因と思い込み、遺恨を晴らそうと考えていた。 　軍次は明治三年（1870）七月に斗南を出発、八月十一日に白坂に着き、八郎を旅籠の鶴屋に呼び...

戦死墓 　この地の背後にある稲荷山は、慶応四年（#1868）五月一日、白河における#戊辰戦争（白河口の戦い）ではげしい戦闘があった場所である。 　この日一日で#会津藩 や#仙台藩 など、奥羽越列藩同盟側の諸藩では約七百名が戦死したとされる。 　この碑は、会津藩戦死者を弔うため、戊辰戦争後まもなく地元新町（一番町～九番町をさす）の人々が建立した。 　「戦死墓」の...

長州大垣藩戦死六名墓　（松並地内） 　慶応四年（#1868）閏四月二十五日、新政府軍が白河を初めて攻めた際に戦死した、長州藩士（三名）と大垣藩士（三名）の墓である。 　当初は、薩摩藩兵七名も埋葬されており、「薩長大垣戦死十三人之墓」と刻まれていたが、薩摩藩が大正四年（1916）に#小峰城 東側の丘陵（鎮護神山）に戦死者を合葬したため、現在の姿となった。 　明治九...

戊辰戦役舊大垣藩士　酒井元之丞戦死之跡　白坂地内 　#大垣藩 士#酒井元之丞重寛 の戦死場所に立てられた碑である。明治三十九年（1906）に妹により建立された。墓は別に観音寺にある。 　慶応四年（1868）五月二十六日、白坂を警護していた大垣藩士らは奥羽越列藩同盟軍の襲撃をうけた。#酒井元之丞 も応戦したが、胸に被弾して戦死した。碑の右側面には、妹が詠んだ 　「進み...